いえ実は、各大学にそれぞれ特色があり、部員数や野球の施設、学費、偏差値などかなり違ってきます。さらに入部条件なども・・・。
また、プロ野球選手になるための見本となる注目選手も多数在籍しています。
そこで、今回はどこの大学にあなたが合うか各大学を徹底分析して、あなたの悩みを解決します。
まずは東都大学野球連盟第2弾として立正大学、駒沢大学について解説していきます。
あなたが進学したい大学はどこですか?
これを見れば進学したい大学が明確になるはずです!
ちなみに東都大学野球連盟、東洋大学・亜細亜大学・國學院大學・駒沢大学・立正大学・中央大学と誰もが知っている野球の強豪大学ばかりが並んでいます。
東都の他大学は↓を参考に。
目次
「東都大学野球」強豪立正大学を徹底解説
名門になりつつある強豪立正大学。泥臭い野球で優勝を狙う。
立正大学は2部リーグと1部リーグを行ききするチームです。
ただ他のリーグのように2部は力が劣るチームが集まる場所ではありません。青山学院や日本大学など1部にいてもおかしくない大学がかなりいます。
そんな中で2部で優勝し1部へ17秋に昇格し、1部で2位を獲得しています。
この結果を見てわかるようにあまり差はありません。
主なプロ野球選手(元を含む)
・南昌輝 (千葉ロッテ 2010年ドラフト2位)
・小石博孝 (埼玉西武 2011年ドラフト2位)
・吉田裕太 (千葉ロッテ 2013年ドラフト2位)
・黒木優太 (オリックス 2016年ドラフト2位)
毎年のようにプロ野球選手は出ていませんが、通算では10名以上でています。
また、今年もドラフト候補が在籍しているのでドラフト会議がたのしみですね!
2018年ドラフト指名選手
「俊足好打の中距離バッター」小郷裕哉外野手 楽天イーグルス8位
176cm84kg 右左 外野・二塁 遠投106m 50m5秒8
関西高校→立正大学
関西高校では2度の甲子園出場。大学では3年春にレギュラーを獲得。1部の通算打率では3割越え(4年春まで)
4年秋のリーグでは3番を任されていますが、足が魅力の選手です。基本的には1番バッターで起用したい選手です。
上位指名は難しいですが、下位で指名されることが予測されます。
「絶対的4番。立正大学が誇るホームラン打者。」伊藤裕季哉内野手 横浜DeNA ドラフト2位
181cm90kg 右右 一塁・二塁 遠投100m 50m6秒2 日大三。
日本大学第三高校→立正大学(大学日本代表)
日大三高ではレギュラーとして活躍。立正大学では2年の春から1塁手でレギュラーを獲得。3年の春にはリーグMVPを獲得
4年生になるまでは1塁を守っていましたが、現在は2塁手として試合にでています。
これはドラフト指名の好素材。
正直1塁しか守れない選手はいりません。
他の守備をしながら、最終的に1塁に回ることはプロの世界ではありますが、最初から1塁のみは厳しいです。
まれに大活躍して清宮選手(日ハム)みたいな選手もいますが基本評価は下がります。
【強豪立正大学】部員数
部員数はそれほど多くはありません。1学年20名前後と考えておいてください。
野球の練習環境、寮とセレクション情報
・専用球場(熊谷キャンパス)
外野人工芝
・室内練習場(5人が同時に投げれるブルペンあり)
・トレーニングルーム(10種類以上の器具がある)
寮はあります。ちなみに立正大学では合宿所と言われています。
平成24年度より、これまで短期宿泊施設として利用していたユニデンスC館に移動しました。
部屋割りとしては、1人部屋・2人部屋・6人部屋。
学年が上がると徐々に少人数になるのではないかと思います。
・1階には事務室、2階に浴室、3階にミーティングルーム
・洗濯機を1階(5台)、4階(4台)、5階(4台)に完備
・洗濯室には大型の乾燥室
私立大学野球部ということもあり、環境は抜群です。
立正大学内でも強化クラブに指定されているので今後も結果次第では環境はよくなります。
セレクションについては、合同練習会というのを毎年8月に開いています。
2018年の情報なので少し古いですが、誰でも参加できる仕組みになっています。
ちなみに試験内容は↓
①実技テスト(守備練習・打撃練習・投球練習・実戦形式 等)
②面接(本学法学部教員との面接予定)(立正大学HPより引用)
2018年の申込用紙がこちら→練習会概要説明 (PDFファイル)
ぜひ、参考にしてくださいね。
強豪立正大学の成績(東都大学野球連盟)
年度 | 成績 | 順位 |
2016年(春) | 9勝2敗(2部) | 2位 |
2016年(秋) | 8勝4敗(2部) | 優勝 |
2017年(春) | 10勝0敗(2部) | 優勝 |
2017年(秋) | 7勝5敗 | 2位 |
2018年(春) | 4勝7敗 | 5位 |
2018年(秋) | 7勝5敗 | 優勝(神宮優勝) |
2019年 (春) | 4勝8敗 | 5位 |
2019年(秋) | 6勝6敗1分け | 4位 |
2部リーグでは、圧倒的な成績を残しています。
また2018年秋の全国大会(神宮)で日本一になりました。すばらしい!
気になる学費と偏差値
偏差値
・文学部55
・心理学部54
・法学部51
・経営学部49
・経済学部49
・地球環境科学部48
・社会福祉学部46
・仏教学部39
野球部のほとんどが法学部に在籍しています。
2017年度スポーツ推薦一覧
【立正大】
<投手>
川田隼(埼玉栄)
佐藤圭悟(三本松)○
田中裕人(取手一)
前野芳伎(加茂暁星)
宮崎大輔(川越工)
山本雅也(広陵)○<捕手>
桂川弘貴(桐光学園)
須藤悠真(青藍泰斗)
中嶋良平(関西)
藤原悠太郎(筑陽学園)<内野手>
近藤壮一郎(小松)
高橋幸佑(三本松)○
土岐大聖(東亜学園)
宮里豊汰(常総学院)○
森本季幹(智弁和歌山)○<外野手>
佐々木風人(常総学院)○
杉下海斗(天理)○
比留間海斗(日大三)○
増田哲平(関東第一)○
山内貴文(福井工大福井)○<マネジャー>
田村金太郎(関東第一)○=甲子園出場
総勢21名がスポーツ推薦に合格しています。
これを見るとわかるように、部員すべての選手がスポーツ推薦で入学しています。
なので立正大学から推薦をもらうか、セレクションに合格するかの2つしか入部できないと思っていてください。
そこでセレクションを受ける選手はこちらを参考に↓
学費
4,054,000円
(合格サプリより引用)
野球部が多く在籍しているのが、法学部です。基本的には400万円前後の学費なのでそこまで、高額な学費ではありません。
「東都大学野球」強豪駒澤大学を徹底解説
確実に守り抜く伝統の駒沢野球。古豪復活。
一時は2部リーグで苦戦をしていましたが、2018年春に1部リーグに復活しました。
1部リーグの成績は優勝27回以上。
全国大学野球選手権優勝6回。明治神宮大会優勝5回。(2019年秋のリーグ終了時点)
かなりの強豪大学なのは間違いありません。ただ、この2、3年は低迷しています。
主なプロ野球選手(元を含む)
・大島洋平(中日 2009年ドラフト5位)
・海田智行(オリックス 2011年ドラフト4位)
・白崎浩之 (横浜DeNA 2012年ドラフト1位→オリックス)
・江越大賀 (阪神 2014年ドラフト3位)
・今永昇太 (横浜DeNA 2015年ドラフト1位)
・戸柱恭孝 (横浜DeNA 2015年度ドラフト4位)など
駒澤大学の凄いところは、現役選手ではほとんどが1軍で活躍しています。
名前を聞いたことがあなたも、一度はある選手ばかりではないでしょうか。
特に活躍していたのが新井選手(広島)。2018年に引退しましたが、20年以上現役を続けたスーパースターです。
2000本安打も達成しています。
【強豪駒澤大学】部員数
部員数はやはり多いです。出身校もほぼあなたが知っている各県の強豪高校ばかりです。
30年度新入生の28人中8名が甲子園組。
そう考えると、そこまで甲子園出場した選手が多いわけではありません。
野球の練習環境と寮
設備に驚愕。
プロ野球のグラウンド顔負けの球場が完備されています。
・専用球場(内野は土・外野は天然芝)
・室内練習場(2019年完成)
老朽化により立替中。
寮は完備されています。しかも2018年に新しくなった。
新寮は第一寮と第二寮に分かれました。
第一寮は旧寮と同じ敷地内にあり、旧寮から150mほど離れたグラウンド1塁側に位置。
第二寮は約300m東の敷地外に完成した。
第一寮は旧寮と同じ鉄筋コンクリート造の4階建て。部員用の部屋37室を備え、約半数の部員とコーチが生活する。
第二寮は3階建てで15室を設置。入りきらない部員は寮の近くで下宿や一人暮らしを行うという。
(第1寮に住むのは)半分ぐらい。第二寮や下宿、一人暮らしもいるが、試合のメンバーで寮を分けているわけではない。(分け方は)コーチと話して決めた。(旧寮との違いは)部屋は少し広い。
(コマスポより引用)
セレクションについては、2016年の古い情報ですが行われています。
母校 駒大 野球部のセレクションが行われました。
全国から48名の高校生(三年生)が集まり昨日、今日の二日間、野球技術を披露してくれました。
(いしげひろみちブログより引用)
なので、HPをみつつ、情報が載っていない場合は、直接駒澤大学野球部へ問い合わせてみてください。
【強豪】駒澤大学の成績(東都大学野球連盟)
年度 | 成績 | 順位 |
2016年(春) | 5勝7敗(2部) | 3位 |
2016年(秋) | 7勝4敗(2部) | 4位 |
2017年(春) | 5勝8敗(2部) | 4位 |
2017年(秋) | 8勝3敗(2部) | 優勝 |
2018年(春) | 6勝4敗1分 | 3位 |
2018年(秋) | 7勝5敗1分け | 2位 |
2019年 (春) | 4勝10敗 | 6位 |
2部リーグで苦戦をしていましたが、ようやく1部リーグへ返り咲きました。
東都リーグはかなりの激戦区です。入れ替え戦もあり、春は1部で優勝したチームが秋は最下位になり入れ替え戦に出場するなど、順位もいつも変動しています。
なのでよく言われるのが、花の東京六大学・実力の東都野球連盟。
入れ替え戦があるかないかだけで、かなり違ってきます。
気になる学費と偏差値
偏差値
・文学部57
・経済学部53
・グローバル・メディア・
・スタディーズ学部53
・法学部53
・経営学部53
・医療健康科学部52
・仏教学部45
正直ある程度勉強をすれば入学できる偏差値のレベル。ただ一般で入学して野球部に入れるかは、監督を通して駒沢大学に確認することをおすすめします。
学費
3,893,000円
(合格サプリより引用)
基本的には300万円台後半の学費です。他の大学より安めに設定されています。
【絶対見て!】大学野球経験者から3つのアドバイス!
大学野球のアドバイス1.どれだけ疲れていても勉強は疎かにするな。
1つ目のアドバイスとしては、必ず勉強をするようにしてください。
なぜなら、偏差値を上げることで大学の選択肢が広がるからです。
実際に私自身、高校時代全く勉強をすることなく、行きたい大学へ進学することが出来ませんでした。
偏差値、また評定がもう少し高ければ、自分が行きたかった大学へ行けたのに・・・と当時後悔していたことを今でも思い出します。
だから、あなたに伝えたいんです!
部活が忙しいを言い訳に勉強をしないのは絶対にダメ!自分の可能性を狭めるだけです。
なので、部活動で忙しいかもしれませんが、勉強も並行して行うようにしてください。
え!でも、塾へ行く時間なんてないよ!!!!と言われると思いますが、そこで、元教師の私が家で、勉強が出来るオンライン授業を2つ紹介します。
私がおすすめできるのは下記の2つ!【スタディサプリ】と【進研ゼミ】
☆入会金無料で受講することができます☆
詳しい記事は下記を参考に↓
時間がないなら、オンラインで勉強すれば問題なし!時間にとらわれず、場所にもとらわれず、どこでも勉強ができます。
しかも、たった月額数千円で、
少しでも、自分の可能性を広げたいならぜひ、親に相談して勉強を開始してください。
個人的には、進研ゼミの方が取り組みやすいと考えます!タブレットで学習できるので、勉強が苦手な子供も集中して勉強が出来ます。
大学野球のアドバイス2.野球のレベルアップ&体を大きくする
2つ目が野球のレベルアップ&体をデカくすることです。
なぜなら、大学では高校時代に活躍した選手が集まる場所だからです。
正直、大学野球はかなりのハイレベル。私も、地方の大学でしたが、レベルの高さに驚きました。
私は投手でしたが、同学年の投手が7名在籍していて、私ともう一人の投手以外5名は140㌔程度投げていました。
身体もデカく、身長が低くても筋肉でデカく見える選手ばかり。
これはヤバいと当時思いましたね。部員も4学年で120名を超えていました。
なので、大学でも勝負できるように野球のレベルアップと体をデカくする必要があります。
ぜひ、下記の記事を参考にして、自分自身を磨いてみてください!
私の野球経験から投手に最適なトレーニング道具、バッティングに最適なトレーニング道具を紹介します↓
また、野球のレベル向上だけではなく、体も大きくする必要があります。なので、下記の記事も参考にどうぞ↓
大学野球のアドバイス3.大学野球の事を理解して入学すること
最後のアドバイスとしては、大学野球の事を理解して入学するようにしてください。
なぜなら、大学野球は高校、中学のような雰囲気で野球ができないからです。
実際に私は4年間大学野球をやり抜きましたが、正直高校野球や中学野球のように、熱く楽しい野球ではありませんでした。
費用も莫大に掛かりますし、退部する人数も驚くほど多い。
今、「もう一度高校に戻って大学で野球をするか?」と言われれば、絶対に高校で辞めますね。
それぐらい私には合いませんでした。
なので、なぜ大学で野球を本気でやりたいのかを再確認するようにしてください。
「親に言われたから!」「高校の監督に無理やり!」など、自分の意思でやっていない選手はほぼ確実に退部します。
そんなことにならないように、必ず自分の意思で進学してください。
ちなみに、私が経験した大学野球の全ては下記の記事に書いています。ぜひ、読んでみてください↓
立正大学と駒澤大学に進学したいなら、勉強と野球の技術向上あるのみ!
・立正大学
・駒澤大学
強豪大学で野球がしたいのであれば、今回紹介した大学へ進むようにしてください。
繰り返しになりますが、大学野球をやりたいのであれば、自分の技術を磨くことと、高校での勉強を頑張らなければなりません。
大学側から来てほしいと言われればいいですが、そんな選手は一握りです。なので、勉強は必須なんです。
私自身、そこまで勉強をやらなかったので行きたい大学にはいけず、本意ではない大学へ入学しました。(後悔はしていませんが)
なので、あなたにはしっかり野球も勉強も頑張って、行きたい大学へ入学してください。
健闘を祈ります!