おそらく、大学野球をするためにどうすれば、セレクションに合格できるのか悩んでいるのではないでしょうか。
実は、セレクションの合格基準はどの大学でも必ずあります。
実際に、私が在籍していた大学でも、セレクションの合格基準はありました。私自身、学生コーチをしていて、セレクションの合否を監督と話し合った経験があります。
もし、あなたが大学野球のセレクションに合格基準をしりたいのであれば、ぜひ、この記事を最後まで読んでください。
そうすれば、大学野球のセレクションの合格基準が理解することができる!
・野球の技術力
・野球に取り組む姿勢
ちなみに特待生入学について知りたい選手はこちらも参考に↓
目次
「大学野球」セレクションの合格基準は?
大学野球セレクション合格基準1.野球の技術!とびぬけた数字が必須。
これは誰もが納得することです。
周りのセレクションに来た選手より、上手であれば確実に合格できるでしょう。
例えば、145㌔程度のストレートを投げる、50m走が5秒台、打撃審査でホームラン(木製バット)このような技術があれば、ほぼ確実に目に留まります。
なので、能力は確実に必要な要素。
例えば、私の大学でセレクションで目に留まった選手も飛びぬけた成績を残した選手でした。
「なんで、この選手がセレクションに参加しているんだろう・・・」 そんな印象を当時は持っていました。
なので、セレクションに合格したいのであれば、自分の武器を磨き、周りの選手との差を見せつけることが大事になってきます。
大学野球は、高校野球とは違い、1つの能力がとびぬけているだけで試合に出れる可能性が高くなります。
例えば、全てのリーグではありませんが、DHを採用しているリーグではどんだけ守備が下手くそでも、打撃が良ければ試合にでることが出来ます。
また、足が速く走塁が上手い選手なら、代走要因としてベンチ入りすることができます。
このように、自分の武器をなんなのか再度認識して、セレクションに臨んでください。
再度確認しますが、目安として、
・50メートル走なら5秒台
・フリーバッティングで柵越え
・ピッチングで145㌔以上
あくまでも、数字での合格基準。もちろん、数字でははかれない守備の上手さや、バッティングの上手さの総合力で合格することはあります。
あくまでも、上記の基準は私の大学での基準です。なので、参考程度に読んで頂けたらと思います。(大学によっても、もちろん合格基準は違います。)。
私の野球経験から投手に最適なトレーニング道具、バッティングに最適なトレーニング道具を紹介します↓
また、野球のレベル向上だけではなく、体も大きくする必要があります。なので、下記の記事も参考にどうぞ↓
大学野球セレクション合格基準2.野球に取り組む姿勢
2つ目の合格基準は、野球を取り組む姿勢。
なぜなら、野球に取り組む姿勢で人間性を把握するからです。
もちろん大前提で野球がそれなりに上手いのが条件です。これを理解してください。
ただし、野球が上手いだけで、野球に取り組み姿勢が全くもってダメなら合格することはないでしょう。
例えばですがこんな感じ↓
・あいさつをしない
・全力でプレーしない(全力疾走)
・整備や片づけをサボる
・言葉遣いなど
基本的には、みんな前向きに取り組みますが、中には監督や親に言われて嫌々セレクション受けにきた選手がいます。
そんな選手は、全力でプレーをしているつもりですが、必ず野球以外のところでサボったり、ボロがでます。
そういう選手は、確実にマイナス評価になります。
野球というスポーツは団体競技です。その中で、好き勝手自分のやりたいようにやる選手は、はっきり言っていりません。
セレクションに来る選手は、きつい表現で言うと売れ残り。それを理解できないで、自分の人生をかけたセレクションで手を抜く選手は、確実に大成しません。
また、入学して野球部に入部しても退部するのが目に見えています。
その理由は下記の記事を参照してください↓
なので、合格か不合格の瀬戸際の場合は確実に落とします。
このように、セレクションを受けている立場をしっかりと理解して、自分のできる最大のパフォーマンスを出せるように行動してくださいね。
野球の技術だけでは、セレクションは合格することはできません!
私が大学時代にセレクションの審査していた経験を大公開
「経験談」大学野球のセレクションの種目一覧
・部員は120名程度
・リーグ優勝回数は20回以上
・全国最高成績ベスト8
・プロ野球選手輩出数5名以上
上記は私の大学でのせれくしょんでした。
別の大学ではこんな感じ↓
①実技テスト(守備練習・打撃練習・投球練習・実戦形式 等)
②面接(本学法学部教員との面接予定)(立正大学HPより引用)
受験者は30名ほどでした。(合格内定者は2名ほどいました。)
結論から言うと、内定者以外で合格したのは1名のみ。
残りの27名は不合格でした。
これがセレクションの厳しさです。大学側からすると、本当に欲しい選手は事前に声をかけ、特別待遇で入部が決まっています。
セレクションはあくまでも、原石を探す場所。かなり、厳しい試験だということをご理解ください。
1.目立つなら5秒台!50メートル走について解説
基本的に50メートル走は、どこの大学でセレクションを受けてもやらなければならない競技の1つです。
私の大学では、計測は2回、ランダムで2名同時に走ります。
上記でも、書きましたが、ここで目立ちたいのであれば5秒台が必須。最悪6秒前半ですね。(6秒フラットか6秒1ぐらいまで)
ちなみに、私の審査したセレクションで1番の選手が6秒ジャストでした。
平均で、6.8秒程度だったと思います。
最悪、6秒台はキープをしてくださいね。7秒台は、正直かなり厳しくなります。
もちろん、足が遅くても、他の種目で取り返すことができるなら問題ありません。
2.20メートル走を解説
すみません。この競技は記憶にないです。
ただ言えるのが、野球の塁間の距離(約27メートル)を想定しているので50メートル走より重要です。
野球で、真っ直ぐ50メートル走ることはありません。なので20メートル走で誰よりも、速く走れると非常にアピールできます。
3.目立つなら110メートル以上!遠投について解説
私の大学では、ホームベースからバックスクリーンに向けて投げるようになっていました。
特に投手や、外野手はできるだけ遠くに投げれることは有利に働きます。
外野手の場合は、強い返球が投げれる。投手の場合は、速いボールが投げられる。
このような有利な点があります。
ただ、あくまでも遠投は目安なので、遠投がとびぬけて良くても、野球に生かされてないと判断されれば、合格にはなりません。
例えば、私の大学にいた投手で、遠投は120m超えるのにMAX135㌔程度。逆に遠投は95m程度しか投げることができないのに、MAX145㌔程度。
こんな結果も出てきます。なので、繰り返しになりますが、あくまでも遠投は目安であることを理解してくださいね。
4.声と動きで勝負!野手の試験を解説
守備で重要なのは、技術はもちろんですが、リーダーシップが鍵になってきます。
まず技術に関しては、グラブさばきや守備範囲の広さ、実践での生きた打球の処理の仕方などです。
丁寧さも必要ですが、大事なのはアウトにすること。どうすれば、1秒でも早く打球に追いつき、アウトカウントを増やすことができるかを考えて守備をするようにしてください。
おすすめの本↓(平成を代表する遊撃手、二塁手)
技術以外で、目立つ方法としてはリーダーシップ。
セレクションで見ても、このリーダーシップをとれる選手があまりいませんでした。
ようは、声かけですね。初めて出会った選手同士が、プレーを円滑にするためには、話す必要が必要。
そこで、どれだけ多くの選手と自らコミュニケーションをとっているかが評価のポイントになります。
声は評価の重要なポイントになります。そこを理解して、意味のある声かけで目立つようにしてくださいね。
5.全力疾走!打撃の試験を解説
打撃に関しては、場面に応じた打撃が評価されます。
例えばですが、1アウト2塁の場面だと最悪ランナーを3塁へ進めたいと指導者は考えます。
そこで、何も考えないでサードや、ショートの方向へ打つのではなく、最悪アウトになっても3塁にランナーが進めれるようにセカンド方向へ打つなど状況に応じて打撃が出来るか。
これを頭に入れて、打席に入れるかは重要になります。
もちろん、ホームランや長打など打てればいいですが、状況に応じたバッティングを心掛けているな!と少しでも、大学関係者にわからせることが出来れば、評価は上がります。
なので、必ず心掛けるようにしてください。
後は、アウトと宣告されるまでの、全力疾走!これを怠る選手が、かなりいます。これは避けてください。
全力プレーができない選手は、確実に評価が下がります。
ちなみに、見逃し三振もNG!
バッティングのおすすめの本↓(三冠王を3度受賞した名選手)
6.持ち味を出せ!投手の試験を解説
投手で1番必要なのは、総合力。
もちろんスピードボールを投げられるのは魅力です。
ただ、スピードボールを投げられるだけでいいわけではありません。
以下の3つのスキルを持っていないと、セレクションに合格するのは難しいと思ってください。
・変化球でカウントをとれる
・牽制のスキル
・バント処理のスキル
この3つは必ず練習して、普通にやり過ごせるようにしてください。特に、多くの投手を見てきた経験から、変化球でカウントをとれない投手が多くいました。
なので、変化球でストライクが当たり前のようにとれるのは、かなり評価が高いと考えておいてください。
ただ、圧倒的な速さがある場合は細かいことを気にしないで、思いっきり投げ込んでください。
イメージとしては145㌔以上です。
スピードボールが投げられないのであれば、自分の武器を磨いて、すこしでも輝くことができるように、今からできる努力をしてください。
おすすめの本↓
どうやって大学野球のセレクションに参加するの?
・大学側から声がかかる
・高校時代の監督にお願いして連絡をとる
・HPなどで調べて、参加を申し込む
基本的には上記の3つが主だと考えてください。
大学側から声が掛かるということは、多少はあなたのことに興味があるということです。
セレクションで、「もう一度プレーを見たい!」と思ってもらっているので、1番セレクションに合格できる可能性が高い。
2つ目、3つ目の監督とHPで申し込むは、圧倒的な成績か印象を残さないセレクションに合格するのは難しいと考えていてください。
まずは、自分がどの位置にいるか再度認識して、今できることに専念してください。
セレクションの申込期限があるので、かならず早めに監督や行きたい大学のHPを細かくチャックするようにしてくださいね。
セレクションを受ける前に、もう一度大学野球をやるか検討しよう。
最後になりますが、大学野球を本当にやりたいのかもう一度考えてください。
なぜなら、大学野球は相当なお金が掛かり、3割以上の選手が途中でやめてしますからです。
実際に、私自身大学野球で200万円近く費用が掛かり、同級生が3割以上引退までに辞めた経験をしています。
なので、安易に高校の監督に勧められたからやる!親がやれっていうからやる!など、自分軸で考えられないのであれば、大学野球はやるべきではありません。
本当に大学であなたはやりたいですか?そこをしっかり深堀して、セレクションを受けるよにしてくださいね。
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後は大学を選ぶときは方向性も大事
また、あなた自身大学野球生活をどのように過ごしたいか、必ず方向性を決めて行動するように。
例としては↓
・大学野球でもバリバリキツイところでやりたい
・高校時代レギュラーをとれなかったから、大学ではとりたい
・きつくなく、楽しく野球をしたい
大学野球1つをとっても、様々なチームがあります。例えば、プロを目指してバリバリやりたいのであれば、関東の強豪大学。
高校時代無名で、レギュラーも取れなかったけど、大学でレギュラーを獲得したいなら、中国や四国リーグ又は、関東や関西の2部や3部リーグ。
ここがぶれると、確実に辞める確率が高くなるので、ぶれない方向性を決めてセレクションを受けてくださいね。
そして、セレクションに落ちた時も考えておきましょうね
そして、最後はセレクションに落ちた時のために、必ず勉強をしておいてくださいね。
なぜなら、勉強をしておかないと、行ける大学が限られてくるからです。
実際に私自身、高校時代全く勉強をすることなく、行きたい大学へ進学することが出来ませんでした。
偏差値、また評定がもう少し高ければ、自分が行きたかった大学へ行けたのに・・・と当時後悔していたことを今でも思い出します。
だから、あなたに伝えたいんです!
部活が忙しいを言い訳に勉強をしないのは絶対にダメ!自分の可能性を狭めるだけです。
なので、部活動で忙しいかもしれませんが、勉強も並行して行うようにしてください。
え!でも、塾へ行く時間なんてないよ!!!!と言われると思いますが、そこで、元教師の私が家で、勉強が出来るオンライン授業を2つ紹介します。
私がおすすめできるのは下記の2つ!【スタディサプリ】と【進研ゼミ】
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詳しい記事は下記を参考に↓
時間がないなら、オンラインで勉強すれば問題なし!時間にとらわれず、場所にもとらわれず、どこでも勉強ができます。
しかも、たった月額数千円で、
少しでも、自分の可能性を広げたいならぜひ、親に相談して勉強を開始してください。
個人的には、進研ゼミの方が取り組みやすいと考えます!タブレットで学習できるので、勉強が苦手な人も集中して勉強が出来ます。
大学野球のセレクションに合格するためには、技術と取り組む姿勢
・野球の技術力
・野球に取り組む姿勢
上記の2つがセレクションに受かるための必要な能力でした。
繰り返しになりますが、セレクションに受けるのは簡単な事ではありません。なので、今できることを一生懸命してください。
野球の技術を上げるのはもちろん、多くの野球部員が避けてきた勉強も必ずやるようにしてください。
自分の力でやるのもいいですが、効率のいい方法を取り入れて、少しでもライバルと差をつけれるようにしてください。
同じ努力なら、確実に効率がいい努力の方が勝ります。
ぜひ、今回の記事を参考にして、今この瞬間から行動してくださいね。
応援しています!!!!!