おそらく、子供が甲子園へ出場したい!と言ってきたけど、岐阜県の強豪高校がわからないと悩んでいるのではないでしょうか。
実は、岐阜県は私がおすすめする3つへ行けば、限りなく甲子園に近くなります。
実際に、私は、10年以上野球経験があり、高校では硬式野球部キャプテン、大学では全国大会ベスト16を果たしているKENが解説します。
もし、あなたの子供が、岐阜県で甲子園を目指そうと考えているなら、ぜひ、この記事を読んでください。
そうすれば、岐阜県で甲子園を目指せる高校がわかるでしょう。
大垣日大・中京学院大中京・岐阜商業
この3つに進学すれば、甲子園に出場する確率が、かなり高くなります。
なぜなら、それだけの実績があるからです。
近県の強豪高校もチェック
目次
「高校野球」岐阜の強豪①大垣日大高校(私立)
【岐阜県の強豪】大垣日大高校野球部を解説
名将坂口監督の下2018年の夏の甲子園にも出場した強豪高校です。坂口監督は74歳になるベテランです。
・野球部について
大垣日大高校(愛知)を勇退した名将・坂口慶三監督が2005年に監督に就任、一気に全国級の強豪校になった。かつての「鬼の坂口」は、今は「仏」になったと言われるが、豊富な練習量は変わらない。
(全国高校野球大図鑑2018引用)
【強豪】大垣日大高校の甲子園成績
甲子園成績 | 勝ち | 負け |
春(3回) | 8勝 | 3敗 |
夏(5回) | 5勝 | 5敗 |
合計 | 13勝 | 8敗 |
・甲子園の最高成績春準優勝(2007年)
(バーチャル高校野球を参考)
主なプロ野球選手(元を含む)
・曽我部直樹(阪神タイガース 1995年ドラフト4位→千葉ロッテ)
・阿知羅拓馬(中日ドラゴンズ 2014年ドラフト4位→中日ドラゴンズ)
・沼田拓巳(東京ヤクルトスワローズ 2017年ドラフト8位)など
【強豪大垣日大】部員数と練習時間
基本的に部員数は20名より少ない人数で1学年入部を許可しています。部員数も50名~60程度を推移しています。
・岐阜県=3名
・愛知県=8名
・石川県=2名
・兵庫県=1名
・三重県=1名
・鳥取県1名
・和歌山県=1名
・福井県1名
ほとんどの選手が県外からきているのがわかります。地元出身者は3名です。
なので、競争はかなり激しいと考えて入部させるようにしてくださいね。
夏の最後の大会では合宿が行われ、監督やスタッフ全員で泊まり込み仕上げます。
その練習時間が朝5時から午後10時30分までの厳しい練習になります。
期間は約10日程度です。
この地獄の合宿を乗り越えることがあなたにはできますか。
野球の環境と寮
・専用球場
・室内練習場
・寮
環境としては専用球場と室内練習場が完備されています。
めちゃくちゃきれいな設備ではありませんが、練習で困ることはないでしょう。
専用グランド(野球場巡りより引用)
寮に関しては、全寮制ではありません。
ただ、ほとんどの部員が寮で生活。
その中でも休みがあまりなく、実家に帰れるのも年末年始のみと中学生を卒業したばかりの子供には、少し厳しい環境が大垣日大にはあります。
ただ、寮は管理人が選手たちの親代わりとして、選手のケアをしているので安心できる面も大いにあります。
管理人は2005年に合宿所が出来た時から、寝食を共にし、栄養面でもサポートしてきた夫婦です。
元々大垣市内で和食料理店を営んでいたので、味は間違いない!
名将鬼の坂口
高校野球界では知らない人はいないのではないかと、思えるぐらい有名な監督です。
甲子園成績は以下の通りです。(2018年8月)
出場24回 25勝23敗・優勝1回・準優勝2回
・春(13回) 15勝12敗・優勝1回・準優勝1回
・夏(11回) 10勝11敗・準優勝1回)
出場8回 13勝8敗 準優勝1回
・春:出場3回 8勝3敗・準優勝1回/
・夏:出場5回 5勝5敗)
通算:出場32回 38勝31敗 優勝1回・準優勝3回
しかも年齢が74歳(2018年)で監督業をしています。正直元気すぎるぐらい元気な方です。この坂口監督に指導してもらいたくて入部する生徒も多くいます。
ただ今後は年齢のこともあるので、いつまでも大垣日大で采配をする可能性は低いのではないかと思います。長くて後2,3年ではないでしょうか。
監督が代わると急激に弱くなるチームもあるので、入学時にしっかり見極めて入学するようにしてください。
【強豪大垣日大】偏差値
偏差値46~62
設置学科は「普通科」で、国公立大学や難関私立大学を目指す「アカデミーコース」、
日本大学や難関私立大学を目指す「特別進学コース」、
私立大学や短期大学、専門学校を目指す「総合進学コース」という3つのコースに分かれています。
付属高校であるため、日本大学への進学が有利となっています。
(みんなの高校情報より)
卒業後の進学先
愛知大学・中京大学・大阪商業大学・中部大学・日本大学・立教大学・国際武道大学・東海大学・専修大学など
「高校野球」岐阜県の強豪②中京高校(私立)
【岐阜県の強豪】中京高校野球部を解説
県岐阜商校の対立軸として凌ぎを削ってきた強豪私学。2017年4月に中京から中京学院大中京へ校名変更した。
(中略)NTT西日本を率いたOBの橋本哲也監督が2015年に就任し、「くらいつけ」のスローガンのもと、亜細亜大学OBのコーチ陣が選手を鍛えている。
系列の中京学院大との関連も深い。
(全国高校野球大図鑑2018年より引用)
【強豪】中京高校の甲子園成績
甲子園成績 | 勝ち | 負け |
春(5回) | 2勝 | 5敗 |
夏(7回) | 10勝 | 7敗 |
合計 | 12勝 | 12敗 |
・甲子園の最高成績夏ベスト8(1975年)
(バーチャル高校野球を参考)
・主なプロ野球選手(元を含む)
・松田宣浩 (ソフトバンクホークス 2005年ドラフト1位(希望枠)
・城所龍磨(ソフトバンクホークス 2003年ドラフト2位)
・榊原諒 (北海道日本ハム 2008年ドラフト2位→オリックス)
・池ノ内亮介 (広島東洋カープ 2010年育成ドラフト2位)
・今井順之助 (北海道日本ハム 2016年ドラフト9位)
・吉川尚輝(読売巨人 2016年ドラフト1位)
・安江嘉純 (千葉ロッテ 2016年育成ドラフト1位
熱男ことソフトバンク松田選手の母校。
これまで、数多くのプロ野球選手を輩出しています。また、2019年は吉川選手に期待ですね。
広島カープ菊池選手をしのぐと言われる守備範囲!ぜひ2019年は頼みますよ吉川選手。
【強豪中京高校】部員数と練習時間
・3年生54名
・2年生34名
・1年生20名
2016年の甲子園時は122名の部員が在籍していました。
それを考えると基本100名を超える部員が在籍していると思っていてください。
練習時間に関しては、20時頃まで練習をして、そこから全員でグランド整備を行います。
その後夕食をとりミーティングと気を抜く暇がないぐらいきっちり決まっています。(高校野球ドットコム→参考資料)
野球の環境と寮
専用球場、バッティングマシンや雨天練習場など充実した施設があります。
またトレーニング室なども完備しています。雨天で練習がないということは、まずありません。
寮に関しては全寮制。
特に寮の規則は厳しく、携帯禁止で個人の部屋にはテレビもありません。
その点、野球に専念できる環境なので、存分に野球に打ち込めます。
ただ、急に寮暮らしになるとホームシックにかかるなど、最初の1年がかなりしんどい。
ただこれを乗り越えると、寮生活の以外に楽しくなります。
【強豪中京高校】偏差値
偏差値39~57
学科には普通科と商業科があり、複数のコースによって自分のレベルと目標にあった勉強を行うことができます。
普通科には文武コースや特別進学コース、国際コースなどがあり、難関大学を目指すための勉強や体育に重点をおいた勉強を行うことができます。
国際コースでは全員が1年間の海外留学を行います。
(みんなの高校情報より)
・卒業進路
国学院大学・亜細亜大学・東海大学・中京学院大学・関西国際大学・帝京大学・大阪学院大学など
「高校野球」岐阜県の強豪③県岐阜商業高校(公立)
【岐阜県の強豪】県岐阜商業高等学校野球部を解説
鍛治舎監督が指揮を2018年3月から就任しています。秀岳館高校では甲子園を沸かせた名将です。
噂では3000万円の他の私立高校の契約を断り、母校の監督を受けたそうです。これこそ男気!
・野球部について
春夏ともに28回の甲子園出場は県内ダントツ。(中略)以前ほど県岐阜商がスター軍団になることは減ったが、選手は粒揃いで、高橋純平(ソフトバンク、ドラフト1位)のような超逸材が出現するのもやはり県岐阜商からである
(全国高校野球大図鑑2018より引用)
【強豪】岐阜商業高校の甲子園成績
甲子園成績 | 勝ち | 負け |
春(29回) | 48勝 | 25敗 |
夏(28回) | 39勝 | 27敗 |
合計 | 87勝 | 52敗 |
・甲子園の最高成績春優勝3回・夏1回
(バーチャル高校野球を参考)
主なプロ野球選手(元を含む)
・和田一浩(西武ライオンズ 1996年ドラフト4位→中日ドラゴンズ)
・石原慶幸 (広島東洋カープ 2001年ドラフト4位)
・青木高広 (広島東洋カープ 2006年ドラフト4位)
・藤原正典 (阪神タイガース 2009年ドラフト2位)
・三上朋也 (横浜DeNAベイスターズ 2014年ドラフト4位)
・高橋純平 (福岡ソフトバンクホークス 2015年ドラフト1位)など
プロの世界で活躍している選手が多い傾向があります。
例えば和田選手は中日ドラゴンズの中心選手として活躍。また石原捕手は40歳目前でも現役を続けています。
【強豪県岐阜商】部員数
・3年生38名
・2年生26名
・1年生26名
合計部員数90名
県立とは思えないぐらいの部員の多さです。この部員数は全国でもトップクラスの数になります。
この中で9名のレギュラーに入るためにはかなりの努力が必要になってきます。
野球の環境
・専用グラウンド
・室内練習場
学校内に専用のグラウンドと室内練習場があります。公立高校では非常にめぐまれた環境と言っていいでしょう。
名将鍛治舎監督よって生まれ変わる
岐阜商業から早稲田大学そして社会人野球で活躍。その後NHKの野球解説を担当。
14年に秀岳館(熊本)の監督に就任し、4季連続で甲子園に導くなど実績は抜群。
練習もPDCAサイクルを意識して、練習の効果を高める。
例えば、投球練習では、1球ごとにスピードガンの数値を投手に伝える。
球速が上がった時や球速が遅くても良い球が行った時など、投手や捕手は1球ごとに理由を考え、次に生かすことができる。
就任前、一人もいなかった球速130キロ超の投手は現在13人になった。(https://www.asahi.com/articles/ASL6V5WB1L6VOHGB012.html)
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)をやることにより、練習のモチベーションはあがります。
その例でスピードガン練習をあげました。
これこそ目に見える練習方法で、目で見える結果があれば選手はやる気になりますし、どうすれば早くなるか考えます。
このような練習を、公立高校の限られた時間の中で取り組んでいます。
ぜひ、指導をしてもらいたい選手は、岐阜商業を受験してみてはいかがですか。
公立高校で、ここまで実績のある監督が就任することは珍しいです。しかも教員ではないので、転勤もありません。
ただ、年齢が年齢なので、残り何年高校野球の監督をしてくださるかわかりません。
【強豪県岐阜商】偏差値
偏差値53~57
(みんなの高校情報より)
卒業進路
法政大学・立命館大学・東北福祉大学・同志社大学・愛知大学・立教大学・中央大学・近畿大学・専修大学・中部学院大など
【親御さん必見】子供を強豪高校野球部に進学させるためにさせてほしい2つのこと
【高校野球】子供にさせてほしいこと1.部活が忙しくても勉強させてください。
1つ目に知ってほしいことは、どんな状況であれ必ず勉強をさせてください。
なぜなら、野球推薦で入学できるのはごく一部、また、野球でご飯を食べれるのは一握りの選手だからです。
あなたの子供がどれだけ実績があっても、行きたい強豪高校から推薦が来ないと入学は出来ません。
また、子供が行きたいのが公立高校の場合は、野球推薦だけで入学は難しいでしょう。だから、勉強をしてほしんです!
しかも、子供の人生は高校野球で終わりではありません。そこから大学で野球をする可能性もあります。そこでも勉強が必要になってきます。
勉強が出来れば、子供の選択しが広がり、高校や大学を幅広く選ぶことが出来ます。その選択肢をあなたが広げてあげてください。
そして、野球でご飯を食べられる選手なんて稀なんです!私の中学、高校、大学の同期・後輩・先輩で社会人プロなのでご飯を食べられている選手は、約200人中2名。1%です。
だから勉強が必要なんです!
とは言っても、部活動をしていたらなかなか勉強が出来ないと思います。そこで、元教師の私が2つ家で、勉強が出来るオンライン授業を2つ紹介します。
私がおすすめできるのは下記の2つ!【スタディサプリor進研ゼミ】
詳しい記事は下記を参考に↓
☆入会金無料で受講することができます☆
詳しい記事は下記を参考に↓
時間がないなら、オンラインで勉強すれば問題なし!時間にとらわれず、場所にもとらわれず、どこでも勉強ができます。
しかも、たった月額数千円で、
少しでも、子供の可能性をあなたが広げてあげてくださいね!
個人的には、進研ゼミの方が取り組みやすいと考えます!タブレットで学習できるので、勉強が苦手な子供も集中して勉強が出来ます。
【高校野球】子供にさせてほしいこと2.野球のレベルUPに親子で取り組んでください!
2つ目のやらせてほしいことは、親子で野球のレベルUPに取り組んでください。
なぜなら、強豪校へ進んでも、3年間補欠になる可能性があるからです。
実際に、今回紹介した3つの高校を見てわかるように、部員数はどこも9名以上です。これが指し示すのは、残りの部員は試合にでることが出来ません。
自分の子供が強豪高校野球部へ進学したのはいいけど、一切試合にも出られない、ベンチにさえ入れないで3年間終わることは当たり前のようにあります。
そんな悲しい高校野球生活を送らせないためにも、中学時代から野球のレベルUPを親子でやる必要があります。
もちろん一緒にレベルUP出来るぐらい、あなたに実力があればいいですが、正直そんな親はあまりいません。
なので、子供がレベルUP出来るトレーニング道具を与えて、見守りながらやることをおすすめします。
私の野球経験から投手に最適なトレーニング道具、バッティングに最適なトレーニング道具を紹介したいと思います。ぜひ読んで頂けたらと思います↓
また、野球のレベル向上だけではなく、体も大きくする必要があります。なので、下記の記事も参考にどうぞ↓
【岐阜県】野球の強豪校へ進学させて、子供と甲子園を目指しましょう!
大垣日大・中京学院大中京・岐阜商業
歴代夏の甲子園出場高校
年 | 高校名 | 成績 |
2014年 | 大垣日大高校 | 1回戦敗退 |
2015年 | 岐阜城北高校 | 1回戦敗退 |
2016年 | 中京学院大中京高校 | 2回戦敗退 |
2017年 | 大垣日大高校 | 2回戦敗退 |
2018年 | 大垣日大高校 | 2回戦敗退 |
2019年 | 中京高校 | ベスト4 |
○○へ行けば必ず甲子園に出場できる!わけではありません。
しかし、できるだけ甲子園に出場したいのであれば、今回紹介した3校へ進学をオススメします。
設備は私立に勝てないですが、公立でも甲子園へは行けます。
ただプロ野球選手になりたい!と断固たる夢を持っているのであれば、環境は大事なので私立をおすすめします。
最後に、高校を選ぶ時は、しっかり調べて高校へ入学するようにしてください。
監督が変わった途端に強くなったり、弱くなったりしますので、特に監督情報を耳に入れるようにしてください。
勝つのも必要ですが、人間教育も大事な要素です。しっかり自分の将来を考えて決めてくださいね。
近県の強豪高校もチェック
参考文献として以下の本を参考にさせていただきました。もっと高校野球を詳しく知りたい人は、購入を考えてみてください。
やはりスポーツは指導者の良しあしが大きいので、自ずと良い指導者の元に良い部員が集まりますね。私は岐阜出身で岐阜の高校野球を応援しているので、近年良い指導者が増えて凄く期待しています。坂口監督の大垣日大、橋本監督の中京、鍛治舎監督の県岐商など。
私の高校スポーツに対する基本的な考えは、都道府県を代表する以上、地元出身の選手がいないチームは可笑しいと思っていますが、これだけ高校スポーツがクラブチーム化して来たので致し方ないかと思う様になって来ました。応援も地元を挙げての応援から学校関係者だけの応援になって来たので、これも時代の流れなのかなと思っています。
ミッチー様
コメントありがとうございます。
そうなんですよね。素晴らしい指導者は、どこへ行っても選手がついてくるんですよね。
私も同じように、地元の選手がいないのは寂しいですが、時代の流れですね。
まぁ県内、県外の選手でもみんな一生懸命野球しているので、いち高校野球ファンとしては毎年楽しませてもらってるんで最近は気にならないようになりました。