おそらく、子供が甲子園へ出場したい!と言ってきたけど、栃木県の強豪高校がわからないと悩んでいるのではないでしょうか。
実は、栃木県は私がおすすめする3つへ行けば、限りなく甲子園に近くなります。
実際に、私は、10年以上野球経験があり、高校では硬式野球部キャプテン、大学では全国大会ベスト16を果たしているKENが解説します。
もし、あなたの子供が、栃木県で甲子園を目指そうと考えているなら、ぜひ、この記事を読んでください。
そうすれば、栃木県で甲子園を目指せる高校がわかるでしょう。
作新学院・佐野日大・宇都宮工
この3つに進学すれば、甲子園に出場する確率が、かなり高くなります。
なぜなら、それだけの実績があるからです。
近県の強豪高校もチェック
目次
「高校野球」栃木県の強豪①作新学院高校を解説(私立)
【栃木の強豪】作新学院高校野球部
・野球部について
宇都宮出身・作新育ちの小針崇宏監督は就任時から「地元の選手で全国優勝したい」という夢をかなえ、全国で勝てるチームを目指してさらなる挑戦をしている。
一球・一転になど「1」にこだわる、人間性、集中力、頑張り方(質、気持ち)で差が出る、などを掲げ豊富な練習量と選手・監督の厚い信頼関係、そして攻守に渡るプレーの質で他校を引き離す。
(全国高校野球大図鑑2018年より引用)
作新学院は今年優勝すれば、8連覇を達成します。この結果からもわかるように、栃木県に作新学院ありと言われるほど知名度があります。
栃木で甲子園に出場したいのであれば、作新学院を一番にお勧めします。
【強豪】作新学院高校の甲子園成績
甲子園成績 | 勝ち | 負け |
春(10回) | 12勝 | 9敗 |
夏(15回) | 27勝 | 13敗 |
合計 | 39勝 | 22敗 |
・甲子園の最高成績は優勝
(バーチャル高校野球を参考)
主なプロ野球選手(元を含む)
・江川卓(法政大学野球部→作新学院職員として米留学→空白の一日事件で阪神タイガース→読売ジャイアンツ 1978年ドラフト1位)
・岡田幸文(千葉ロッテマリーンズ 2008年育成ドラフト6位)
・寺田哲也(東京ヤクルトスワローズ 2014年ドラフト4位)
・松崎啄也(読売ジャイアンツ 2015年ドラフト8位)
・石井一成(北海道日本ハムファイターズ 2016年ドラフト2位)
・今井達也(埼玉西武ライオンズ 2016年ドラフト1位)
【強豪作新学院】部員数
レギュラーは9名。この中でレギュラーをとることは、超絶難しいことを理解して、子供を入学させてあげてください。
ちなみに、一般入試で野球部に入学することも可能。
・栃木県=18名
まさに、オール栃木。全国でもあまりみられない、私立強豪高校のオール地元の選手。
まさに監督の思い描いたチーム。
野球の施設と寮
この充実した施設から、毎年のように多くのプロ野球選手が輩出されています。
全寮制ではありませんが、寮はあります。
2014年にプロへ進んだ寺田投手のインタビューで書かれていました。
丸岡先生からも『お前は寮のある学校に行った方がいいな』とも言われたので、寮のある作新学院高にしました。
実際は自宅からも自転車で40分くらいで通える距離ですし、野球部が全寮制というわけでもないんですが(笑)
「甲子園」最年少出場監督小針崇宏
作新学院の監督になったのは、筑波大学卒業後の23歳。まず、この若さで監督に就任する勇気に拍手!
あまり知られてはいませんが、若干26歳で甲子園へ作新学院を導きました。
その後、2011年には夏の甲子園大会で優勝をするなど着実にチームを強くしています。
小針監督の野球は送りバントをしない、超攻撃野球です。なぜバントをしないのかというと、生徒のメンタル(精神)が大きく関わっている。
送りバントは決めるのが当たり前。失敗したなら、大きく選手のメンタルを傷つける。だから、打たせる!いい考えですね。
また、現在は「第12回 BFA U-18アジア選手権」侍ジャパンU-18代表コーチングスタッフとして選ばれるまでにのぼりつめた。
そんな小針監督の指導を、子供に受けさせたくないですか?
【強豪作新学院】偏差値
偏差値40~71
トップ英進部」を始めとして、「総合進学部」「情報科学部」と分かれており、各々の部の中でも進学希望先に応じて「英進クラス」や「進学クラス」などが存在しています。
元SSH指定校で、現在はSSAを展開し、先進的な理数系教育を実践しています。
(みんなの高校情報より)
卒業進学
明治大学、法政大学、早稲田大学、東洋大学、日本体育大学、桐蔭横浜大学、中央大学、仙台大学、富士大学など
「高校野球」栃木県の強豪②佐野日大高校を解説(私立)
【栃木県の強豪】佐野日大高校野球部
・野球部について
40年にわたり監督を務め、春夏あわせて10回甲子園に導いた松本弘司監督が昨年(2016年)引退。
後を継いだのは1989年夏、甲子園初出場の時のエースで、後に阪神でプレーした麦倉洋一監督だ。
さっそく「プロのように1発はでないからつなぐことが大切」「スマートな野球ではなく全員野球で泥臭くやる」など、チームに新しい風を入れている。
(全国高校野球大図鑑2018年より引用)
最近では2104年の春に甲子園ベスト4に入りました。
プロ野球選手も2018年までに7名を輩出。
2017年にドラフト1位で入団した田島投手や、巨人の沢村投手などドラフト1位を輩出しています。
佐野日大出身のプロ野球選手は投手が、大部分を占めています。そう考えると、投手でプロを目指したい選手にお勧めできる高校だと思います。
【強豪】佐野日大高校の甲子園成績
甲子園成績 | 勝ち | 負け |
春(4回) | 5勝 | 4敗 |
夏(6回) | 4勝 | 6敗 |
合計 | 9勝 | 10敗 |
・甲子園の最高成績はベスト4
(バーチャル高校野球を参考)
主なプロ野球選手(元を含む)
・江村将也(東京ヤクルト 2012年ドラフト4位→東京ヤクルト打撃投手)
・澤村拓一(中央大学卒、読売ジャイアンツ投手 2010年ドラフト1位)
・西宮悠介(横浜商科大学卒、東北楽天投手 2013年ドラフト5位)
・田嶋大樹(JR東日本、オリックス・バファローズ投手 2017年ドラフト1位)など
【強豪佐野日大】部員数と練習時間
土日祝日は練習試合がない場合の練習時間と考えていてください。
野球の施設と寮
練習試合ができる専用球場を完備。それに加え、室内練習場やトレーニングルームもあります。
専用球場は照明もあり、内野は黒土。
申分ない環境で、思いっきり野球に打ち込めます。
寮は完備されています。監督も週に2、3回は一緒に泊まり生徒の私生活をしっかり把握しています。
監督のこの行動本当大事!
すべて寮の管理する方に任せるのでは、なかなか寮の内部まで把握することができません。なので、少しでも部員と関わることは非常に大事です。
安心して子供を預けることができますね。
「阪神タイガース」麦倉監督
また、2017年4月から、元阪神タイガースの麦倉監督が指導をしています。
麦倉監督は、佐野日大出身で、高校時代48イニング無失点を記録しています。また、3年の夏の栃木予選は無失点で優勝して甲子園出場を果たしています。
投手出身ということもあり、今後も投手の育成に期待ができます。
【強豪佐野日大】偏差値
偏差値50~69
通称は、「佐野日大」。設置されている学科は普通科のみで「特別進学コースαクラス」と「特別進学コース」「スーパー進学コース」「進学コース」があります。
日本大学付属高校の中で日本大学への合格率がトップであり、日本大学への進学が中心ですが、早慶や東京大学への進学者もいます。
(みんなの高校情報より)
卒業進路
中央大学、仙台大学、上武大学、日本大学、横浜商科大学、城西国際大学、流通経済大学、東京農業大学など
社会人=JR東日本
「高校野球」栃木県の強豪③宇都宮工業高校を解説(公立)
【栃木の強豪】宇都宮工業高校野球部
・野球部について
毎年100名の大所帯でレギュラー争いが繰り広げられている。
今は私立に押されてなかなか上位に勝ち進めないが、夏は1986年以来、春は2002年以来の甲子園を待ち望むファンは多い。
(全国高校野球大図鑑2018より引用)
宇都宮工業は、1953年に夏の甲子園大会でベスト8、1959年夏に甲子園準優勝を獲得しました。
その準優勝をした時のエースが、新潟県の強豪・日本文理を率いた大井道夫元監督です。
2009年の夏に日本文理旋風を巻き起こしたチームの監督です。
【強豪】宇都宮工業高校の甲子園成績
甲子園成績 | 勝ち | 負け |
春(5回) | 4勝 | 5敗 |
夏(4回) | 8勝 | 4敗 |
合計 | 12勝 | 9敗 |
・甲子園の最高成績準優勝
(バーチャル高校野球を参考)
主なプロ野球選手(元を含む)
・仁平馨(広島東洋カープ 1989年ドラフト2位)
・星知弥(東京ヤクルトスワローズ 2016年ドラフト2位)など
【強豪宇都宮工業】部員数と練習時間
現在は、古豪と言われ低迷が続いています。しかし、部員数も100名近くいるので今後の成長に期待したいです。
1日の活動時間は、平日3時間程度ととし、休業日は4時間程度とする。
(宇都宮工業HPより引用)
野球の施設
グラウンドは、専用球場はありませんが、ちゃんと学校の敷地内に野球ができる環境はあります。
ただ、設備の整った環境を求めるならやはり私立が優勢。
宇都宮工業などの、公立工業高校を選択する場合は、高校卒業後の就職先も頭に入れて進学するようにしてください。
【強豪宇都宮工業】偏差値
偏差値50
通称は、「宇工(うこう)」。設置学科は「機械科」「電子機械科」「電気科」「電子情報科」「建築デザイン科」「環境設備科」「環境土木科」の7学科、11コースです。
(みんなの高校情報より)
平成29年度の実績としては、進学が約3割、就職が約7割です。就職に関しては、14年連続100%の実績を残していますので、将来を見据えた進学先ではないかと思います。
卒業進路
法政大学、帝京大学、上武大学、横浜商大、桐蔭横浜大学、明治大学、立正大学、流通経済大学などなど
【親御さん必見】子供を強豪高校野球部に進学させるためにさせてほしい2つのこと
【高校野球】子供にさせてほしいこと1.部活が忙しくても勉強させてください。
1つ目に知ってほしいことは、どんな状況であれ必ず勉強をさせてください。
なぜなら、野球推薦で入学できるのはごく一部、また、野球でご飯を食べれるのは一握りの選手だからです。
あなたの子供がどれだけ実績があっても、行きたい強豪高校から推薦が来ないと入学は出来ません。
また、子供が行きたいのが公立高校の場合は、野球推薦だけで入学は難しいでしょう。だから、勉強をしてほしんです!
しかも、子供の人生は高校野球で終わりではありません。そこから大学で野球をする可能性もあります。そこでも勉強が必要になってきます。
勉強が出来れば、子供の選択しが広がり、高校や大学を幅広く選ぶことが出来ます。その選択肢をあなたが広げてあげてください。
そして、野球でご飯を食べられる選手なんて稀なんです!私の中学、高校、大学の同期・後輩・先輩で社会人プロなのでご飯を食べられている選手は、約200人中2名。1%です。
だから勉強が必要なんです!
とは言っても、部活動をしていたらなかなか勉強が出来ないと思います。そこで、元教師の私が2つ家で、勉強が出来るオンライン授業を2つ紹介します。
私がおすすめできるのは下記の2つ!【スタディサプリor進研ゼミ】
詳しい記事は下記を参考に↓
☆入会金無料で受講することができます☆
詳しい記事は下記を参考に↓
時間がないなら、オンラインで勉強すれば問題なし!時間にとらわれず、場所にもとらわれず、どこでも勉強ができます。
しかも、たった月額数千円で、
少しでも、子供の可能性をあなたが広げてあげてくださいね!
個人的には、進研ゼミの方が取り組みやすいと考えます!タブレットで学習できるので、勉強が苦手な子供も集中して勉強が出来ます。
【高校野球】子供にさせてほしいこと2.野球のレベルUPに親子で取り組んでください!
2つ目のやらせてほしいことは、親子で野球のレベルUPに取り組んでください。
なぜなら、強豪校へ進んでも、3年間補欠になる可能性があるからです。
実際に、今回紹介した3つの高校を見てわかるように、部員数はどこも9名以上です。これが指し示すのは、残りの部員は試合にでることが出来ません。
自分の子供が強豪高校野球部へ進学したのはいいけど、一切試合にも出られない、ベンチにさえ入れないで3年間終わることは当たり前のようにあります。
そんな悲しい高校野球生活を送らせないためにも、中学時代から野球のレベルUPを親子でやる必要があります。
もちろん一緒にレベルUP出来るぐらい、あなたに実力があればいいですが、正直そんな親はあまりいません。
なので、子供がレベルUP出来るトレーニング道具を与えて、見守りながらやることをおすすめします。
私の野球経験から投手に最適なトレーニング道具、バッティングに最適なトレーニング道具を紹介したいと思います。ぜひ読んで頂けたらと思います↓
また、野球のレベル向上だけではなく、体も大きくする必要があります。なので、下記の記事も参考にどうぞ↓
【栃木県】野球の強豪校へ進学させて、子供と甲子園を目指しましょう!
作新学院・佐野日大・宇都宮工
歴代夏の甲子園出場高校
年 | 高校名 | 成績 |
2014年 | 作新学院高校 | 2回戦敗退 |
2015年 | 作新学院高校 | 3回戦敗退 |
2016年 | 作新学院高校 | 優勝 |
2017年 | 作新学院高校 | 1回戦敗退 |
2018年 | 作新学院高校 | 1回戦敗退 |
2019年 | 作新学院高校 | ベスト8 |
○○へ行けば必ず甲子園に出場できる!わけではありません。しかし、できるだけ甲子園に出場したいのであれば、今回紹介した3校へ進学をオススメします。
設備は私立に勝てないですが、公立でも甲子園へは行けます。
ただプロ野球選手になりたい!と断固たる夢を持っているのであれば、環境は大事なので私立をおすすめします。
最後に、高校を選ぶ時は、しっかり調べて高校へ入学させるようにしてください。
監督が変わった途端に強くなったり、弱くなったりしますので、特に監督情報を耳に入れるようにしてください。
勝つのも必要ですが、人間教育も大事な要素です。しっかり子供の将来を考えて進学させてあげてくださいね。
近県の強豪高校もチェック
参考文献として以下の本を参考にさせていただきました。もっと高校野球を詳しく知りたい人は、購入を考えてみてください。