おそらく、投手をしているけど、なかなかスピードが上がらなくて悩んでいるのではないでしょうか。
実は、上半身、下半身を鍛える2つのトレーニングをすれば、球速が上がる可能性が高くなるんです。
実際に、私自身今回紹介するトレーニングをして、中学時代に15㌔程度スピードが上がりました。
もし、どうにか球速を上げたいと考えているなら、ぜひ、この記事を最後まで読み込んでください。
そうすれば、球速を上げるためになにをするべきか理解することができるでしょう。
・正しいフォームでの懸垂
・正しいフォームでのランジ
目次
中学生球速UPトレーニング1.懸垂(けんすい)(スピードUP)

1つ目が懸垂です。
私自身、中学時代懸垂で球速がUPしたと言っても過言ではありません。
特に、冬場のトレーニング中は、毎日懸垂をしていました。
その結果、100㌔前後だった球速が120㌔程度出るようなりました。
もちろん、懸垂だけで15㌔も球速を伸ばしたかと言われたら、違いますが懸垂は大きな影響を与えているのは間違いありません。
プロ野球で活躍している最速155㌔のストッパーオリックスの増井投手も下記のように言っています。
僕はふだん肩周りを重点的に鍛えているんですが、今一番いいと思っているのが『懸垂』です。
自分の体重を腕だけで上げるというシンプルなものですが、『懸垂』をすると自ずと肩甲骨がよく動きますからね。
肩甲骨の可動域を狭めずに筋力をつけることができて、投手には最適かと。それと自分の体重を使うので、重りでやるよりも無理なく筋力がつけられると思います。
(高校野球ドットコムより引用)
なので、球速を上げたいのであれば、ぜひ、懸垂を行うようにしてください。
そうすれば、必ずあなたの努力が報われるときが来ます。
懸垂の効果を上げるのは正しいフォームと意識
まずは下記の動画で、懸垂の正しいトレーニング方法を確認してください。
この動画はめちゃくちゃわかりやすく説明してくれています。
特にわかりやすいのが2分25秒のところ。この肩甲骨の動きを意識してください。
この動画を繰り返し見ることで、確実に正しい懸垂のやり方をマスターすることが出来ます。
ぜひ、繰り返し見るようにしてください。
では、ここからは私が懸垂トレーニングをする上で、意識してやっていたことをお伝えしますね。
ちなみに、上記の動画を参考にしているので、動画を繰り返し見た人は読まないでも大丈夫です。
スピードUP!懸垂方法1.筋肉を意識しろ

まず1つ目は、どこの筋肉を鍛えているか意識して、懸垂をするようにしてください。
なぜなら、筋トレにおいて意識することで、効果が高まるからです。
事実、研究でも意識することで筋トレの効果が高まると言われています。
なので、必ず自分がどこの部位を、どのように動かして筋トレしているのかをイメージして行うようにしてください。
ちなみに、下記の図が背中の筋肉になります。特に鍛えられる部分は、広背筋と言われています。
しっかりと意識をして、懸垂をするようにしてください。

スピードUP!懸垂方法2.反動は使わない

2つ目の気を付けるポイントは、反動を使わないこと。
なぜなら、反動を使うと懸垂の効果が薄れるからです。
懸垂の効果が薄くなる例として、部活動のトレーニングがあるあるです。
私が中学時代にもありましたが、とにかく回数に向かってどんな形でもやるのが正義。
反動もバンバン使って懸垂をしていた時期がありました。とにかく誰よりも多い数を、誰よりも早くして目立ちたい!
意味がないことが、今はわかりますが、当時は全く理解することが出来ませんでした。
当時も今と同じように、少し調べれば出てくるようなツールがあればもっと効果は期待できたのではないかと思っています。
なので、懸垂で効果を上げたいのであれば、絶対反動を使わないで懸垂をするようにしてくださいね。
スピードUP!懸垂方法3.腕をしっかり伸ばしきる

3つ目の意識するポイントは、腕をしっかり伸ばしきることです。
なぜなら、可動域を広げるためにも、しっかりと腕を伸ばす必要があるからです。
懸垂を進める理由として、肩甲骨の柔軟性が高まるのがあります。
なので、必ず腕を伸ばし切り、肩甲骨の位置を頭にイメージしながら懸垂をするようにしてくださいね。
スピードUP!懸垂方法4.引き上げる時は、肩甲骨で鉛筆を挟むイメージ

そして最後が、懸垂で引き揚げる際に鉛筆を肩甲骨で挟むイメージをすること。
なぜなら、肩甲骨の可動域を広げ、柔軟性を高めることができるからです。
上記の3つ目のポイントと同じ考え方です。
速いストレートを投げるためには、必ず肩甲骨の可動域が広い方が有利。
可動域が広ければ、それだけスピードボールが投げることができる可能性が高くなります。
なので、懸垂で引き揚げた際に肩甲骨で鉛筆を挟むように意識して、懸垂をするようにしてくださいね。
【中学野球スピードUP】懸垂のやり方まとめると

・反動を使わない
・胸を張り、肩甲骨で鉛筆を挟め
・回数で張り合うな
・筋肉を意識
・回数の設定があり、ただやるだけになっている。
・連続で何回できるかが、すごいと勘違いをしている。
・反動をつかって懸垂をする。
上記のポイントを意識して、懸垂トレーニングしていれば、個人差はありますが効果は期待できます。
なので、必ず懸垂をするといは意識をして、回数ではなく正しいフォームで行うようにしてください。
中学生球速UPトレーニング2.ランジ(スピード&コントロール)
2つ目は、ランジトレーニング。
メジャーリーガーの前田健太さんも、自身のYouTubeチャンネルでランジを紹介しています。
ようは、それだけ大事なトレーニング方法と言えます。
スピードUP!ランジの方法1.おしりを意識する

上記の動画でもありましたが、必ずおしりを意識して行うようにしてください。
投手で一番大事な体の部位は、私の中でおしりだと思っています。
実際に多くの投手を見てきてわかりましたが、すごいピッチャーはみんなおしりがおっきい。
これにつきます。
私が中学時代に参加して野球教室で、元メジャーリーガーの黒田投手に教わる機会がありました。
その時の衝撃は今でも覚えています。
おしりがとてつもなくデカい!デカすぎて驚いた記憶が今でも残っています。
やはり、投手はおしりが大事。その時教わりました。
なので、ランジをやるときは必ずおしりを意識して行うようにしてください。意識すればするほど、筋肉はつきやすくなります。
スピードUP!ランジの方法2.正しい姿勢で行え!

次に大事になるのが、正しい姿勢。
上記の前田健太選手の動画を見てもわかると思いますが、背筋を伸ばして綺麗なフォームでランジをしているのがわかります。
これが大事になってきます。
懸垂と同じように、トレーニングは必ず正しいやり方があります。それを無視してやるとトレーニング効果が落ちてしまいます。
なので、必ず姿勢を意識してやるようにしてくださいね。
ポイントとしては、猫背にならないように体に1本棒を通すイメージで行ってください。
背中が丸くならなければOKです!
スピードUP!ランジの方法3.踏み出した足が膝より前にいかない

2つ目が、足先と膝の関係です。
足先より、膝が前に出てしまうと正しいランジトレーニングになりません。
必ずランジをやるときは、足先にの上に膝が来るようにしてください。
「よくわからないな~」って人は、前田健太選手の動画をじっくり見て、マネてやってください。
そうすれば、膝が前に出てない正しいフォームでトレーニングをすることが出来ます。
理論を学ぶのも大事

上記で、私自身の経験をもとに、球速がUPしたトレーニング方法をお伝えしました。
ただ、どれだけトレーニングをしたとしても、正しい投球フォームで投げられなければ、スピードUPは望めません。
なので、ここからは、私が学生時代に読み、球速UPにつながった野球本を2冊紹介します。
2冊とも、野球界では知らない人がいないと言われる、手塚一志先生の本。
手塚先生の本は野球人なら1度は見たことがあるぐらい、多くの書籍をだされています。
ぜひ、我こそは1日でも早く球速をUPしたい球児は購入して読んでください。
手塚一志(野球上達のスペシャリスト)
・大瀬良投手(広島)
・黒田投手(広島→ドジャース→ヤンキース→広島)
・工藤投手(現ソフトバンク監督)など
他にも多くのプロ野球選手を指導している方です。私が中学生の時は手塚さんの本を中心に読んでいました。
ピッチングの正体は、中学時代に愛読していた本です。かなり昔の本ですが、投手にとって必要なことが全て書かれている本だと私は感じました。
ぜひ、この本は見てほしい1つですね。
球速15㌔UP!中学野球は自分の体重を使ってトレーニングせよ!

・正しいフォームでの懸垂
・正しいフォームでのランジ
上記の2つで、私自身球速が15㌔程度上がりました。
繰り返しになりますが、上半身を懸垂、下半身をランジでしっかりトレーニングをすれば、球速が上がると可能性が高くなります。
投げ込みも大事ですが、しっかりと地に足をつけて筋トレをしてください。
そうすれば、必ず球速は上がって行きます。
筋トレは、成長期である中学時代からやっても、全く問題はありません。特に自分の体重を使った筋トレはどんどんやるべきです。
最後にトレーニングだけでは技術は向上しません、
なので、筋トレ+必ず技術トレーニングも欠かさずやるようにしてくださいね。
その関連する記事は下記に貼っておきますので、ぜひ読んで頂いて必要なものを購入するようにしてください。
もちろん、お金はかかりますがライバルとの差を広げるには必ず必要な道具になっています。
1年後、2年後のレギュラー、そして高校へのスポーツ推薦で入学するためにぜひ検討してみてください。