昔と比べかなり指導方法が難しくなってきましたよね。
野球小僧の最近すごく感じます。昔は指導者が指示すると、選手は文句をいわず練習を取り組んでいました。
しかし、現代では同じことをしても全く通用しません。
ただこれは現代だからではなく、指導者のレベルが低いところに原因があったんです。根性論で行けた過去を捨てて、理論的に選手の育成をしてみませんか。
野球小僧も考え方が徐々に変わり、選手のやる気を引き出す方法を常に考えるようになりました。
大事なのは指導者がレベルアップすること。これは間違いありません。
・アクノリッジメントを学ぼう
目次
こんな指導していませんか?
おい!お前何してるんだ指導者
野球の練習をしていたら、やっぱり指導者は細かい部分に目がいってしまいます。
「なんで捕れないんだ!どうしてボール球を振るんだ!」など、声をかけてしまいがちだと思います。野球小僧もそうでした。
「なんでできないんだ!できないならできるまでやっておけ!」など昔は通用したかもしれませんが、今は通用しません。
どんなスポーツでも同じです。指導者が指導方法を学んでいないと、選手のモチベーションは低くなります。
こんな指導をしていたら、選手はいなくなりチームがなくなります。そうしないためにも、指導者の声のかけ方や方法を変える必要があります。
アクノリッジメントとは
承認でモチベーションUP
野球は集団スポーツです。集団の中でスポーツをする場合、個人とは違い、「誰かに認められたい」という気持ちが非常に強くなります。
マズローの5段階の欲求の中にもあります。
人は1人では生きていくことができません。そこで必要になってくるのが、承認されるという欲求です。ただ、この承認をすべての親が子供にできているかと言うとできていません。
最初に簡単といいましたが、理解していれば簡単。
しかし、理解している人、理解して実行できている指導者はあまりいないのが現状です。
子供のやる気を出させる方法(野球に例えますね)
「例題」悪い指導方法
選手が低めのワンバンのボール球を振ったとします。
と監督から言われました。
その子供が次の打席でどんな行動をすると思いますか。
選手はとにかく怒られたくないという感情が一番に出て、次の打席ではバットを振らないようにするという行動にでます。
たとえど真ん中でも、躊躇(ちゅうちょ)してバットを振ることができません。
そしたら監督が「ど真ん中を見逃して打つつもりがあるのか!」など続けざまに声をかけます。そうするとますます、選手は混乱して打席での集中力がなくなります。
結果として選手はどんどん受身になり、野球というスポーツが嫌いになります。この指導のやり方は最悪な指導。
「例題」いい指導方法
選手が低めのワンバンのボール球を振ったとします。ここで、選手の気持ちを感じてください。選手は当たると思って振ったのだから、肯定的にその考えを認めてあげてください。
と監督から言われました。
もちろんボール球を振ったので、その打席が終わってから改善に向けて話をしてあげて下さい。
と改善に向けての提案と選手の意見を引き出してください。
選手が「もう少し上のここら辺ですか?」答えたら、「お!凄いじゃないか理解できているね!」とその答えを認めてあげてください。
とにかくそれを繰り返しすることで、選手は自分で考えるようになっていきます。
指導者に必要なことは、選手を観察して、褒めて、認めて、質問してを繰り返すことです。
とくに必要なことが観察することです。選手を見ていないと、言葉に軽さがでて選手からの信頼をなくしてしまいます。これは注意してくださいね。
まとめ
・アクノリッジメントを学ぼう
子供のそうですが、認められることは大人にとってもすごくうれしい事です。そこまで見てくれているのかと感じる非常に大事な行動です。
例えば職場で「○○さん、は私が気づかないところまで掃除してくれるのでいつも助かります。」と声をかけられたらうれしいですよね?これも同じで承認です。
大人でもうれしいことは子供でもうれしいです。
そこの駆け引きをうまくすれば必ず子供はやる気をだします。野球というスポーツが好きというよりは、あなたの指導者としての行動に引かれていくでしょう。
この方法のポイントは、褒めることではありません。観察して、褒めて、質問して、認めることです。これを忘れずに行ってください。
そうすれば、必ず子供たちの笑顔がふえ、行動が変わります。
ちなみにこのアクノリッジメントについて野球小僧が勉強した書籍がこちら↓