大学野球をやる!そしてプロ野球選手になる!そう決めた時に頭に浮ぶのは、やはり関東の強豪大学だと思います。
例えば、早稲田大学や東洋大学、亜細亜大学など大学野球界では誰もが知っている関東の強豪大学です。
プロへ進むためには、上記のような大学に入学しないといけない!そう考えるのが普通だと思います。
しかし、現実は違います。
地方の大学へ進学しても、プロ野球選手にもなれますし注目もされます。特に最近は、地方大学が注目されて、どんどん地方大学が強くなっています。
そこで今回は野球小僧がなぜ関東の強豪大学より、地方強豪大学をオススメするのかをお伝えしたいと思います!
目次
「推薦」関東の強豪大学は競争が厳しい
ここはやはり重要です。
関東の強豪大学は、高校時代から全国でも有名な選手が沢山集まります。その中で試合に出るのは生半可な気持ちでは無理です。
昔、早稲田大学からドラフト1位が3名出たこともありました。(斉藤祐樹(日本ハム1位)大石達也(西武1位)福井優也(広島1位))ドラフト1位が3名なんて正直、なかなか太刀打ちできないと思います。
しかもこの3名は投手です。これは非常に厳しいです。
また、入学前から有名な選手は戦力として考えられているので、スタートラインが全く違ってきます。
入学する前にある程度いつ頃までに試合に出すなど、細かい契約がされていると思います。
特に甲子園などで活躍した選手に入学してもらうためには、よりいい条件を提示するのが一般的だと思います。
大学のHPなどに、推薦入学も一般入学も差はありませんなど記載されている場合もありますが、あまり期待しないほうがいいと思います。
野球小僧の経験からすると高校、大学と推薦で入学した選手と一般から入学した選手はスタートラインが全く違います。
もちろん無名から這い上がる選手もいますが、正直まれです。
まとめると。
メリット
・レギュラーになれば卒業後の進路が計算しやすくなる
・レギュラーになればプロへの距離が近くなる
・4年間で仲間が1名はプロ野球選手になる
デメリット
・スタートラインが全く違う
・周りのレベルが高すぎる(ドラフト1位が何名もいる場合もある
)
「必見」地方大学をオススメする理由
試合に出やすく、モチベーションの維持がしやすい
地方大学のいいところは、入学時に飛びぬけた選手があまりいないところです。甲子園でも活躍した有名選手が入学することは非常にめずらしいです。
野球小僧の大学も、甲子園を沸かした選手は4年間で1名もいませんでした。甲子園に出場した選手は何名かいましたが。
また、一般入学の選手にもチャンスがあります。大学野球は、なかなか一般入学の選手がレギュラーになるのは厳しいものがあります。
基本的には推薦で、入学してくる選手がレギュラーになるのが多いのが現状です。
しかし、野球小僧の大学では、一般入学の選手もどんどん起用する方針で、みんなが競争に参加できるようになっていました。
もちろん推薦で入学してきた選手が有利なのは変わりありませんが、モチベーション的に維持しやすい環境ではありました。
野球小僧の大学では、一般から入学した選手が全国大会で登板するなど推薦入学じゃなくてもメンバーとして活躍していました。
もちろんその選手に実力があったからです。しかし、これが関東の強豪大学だったら試合に出ることさえも難しかったのではないかと思います。
まとめると、
メリット
・関東の大学よりは試合にでやすい
・飛びぬけた推薦入学者が少ない
・高校時代レギュラーではなくても、活躍するチャンスがある
・モチベーションが保ちやすい
・全国大会へ行きやすい
デメリット
・レギュラーで大活躍しないとプロは難しい
・注目されにくい
・意識が関東に比べると低い
「簡単」全国大会に出場する予想がつきやすい
地方大学では、4年間の間で何度も全国大会を狙えるチャンスがあります。ちなみに野球小僧の大学は、4年間で3回全国大会に出場しました。
地方大学の場合、ある程度固定された大学が強く、毎年のように全国大会へ出場しています。
しかし、関東になると毎年のように出場大学が変わり、どの大学が出場するか予想がつきません。
例えば、北東北大学野球連盟では8期連続でリーグ優勝しています。
平成26年 | 春 | 富士大 |
秋 | 富士大 | |
平成27年 | 春 | 富士大 |
秋 | 富士大 | |
平成28年 | 春 | 富士大 |
秋 | 富士大 | |
平成29年 | 春 | 富士大 |
秋 | 富士大 |
この富士大学の成績はまれですが、このように8連覇を達成するなど一部大学へ偏る傾向があります。
ちなみに富士大学のOBは西武の4番で活躍している山川選手や西武のエース多和田投手の出身校です。
これが関東の東都リーグなると、そうはいきません。
東都リーグでは26年~29年までに5大学が優勝しています。
平成26年 | 春 | 亜細亜大 |
秋 | 駒澤大 | |
平成27年 | 春 | 専修大 |
秋 | 亜細亜大 | |
平成28年 | 春 | 亜細亜大 |
秋 | 日本大 | |
平成29年 | 春 | 東洋大 |
秋 | 東洋大 |
このように地方では、全国大会へ出場する予想がたてれるのが非常にメリットだと思います。
もちろん関東のチームでレギュラーになり、試合に出れればいいですが、なかなか難しいことが多いです。なので、強豪大学でも地方大学を狙うのもいいと思います。
野球小僧も地方大学を選んだのは、高校時代無名でも頑張ればメンバーとして全国大会へ出場できると思ったからです。
結果、選手ではありませんが、学生コーチとして東京ドームでノックを打つことができました。
これが、関東のチームならまず無理だったと思います。補欠の中の補欠で、監督に名前も覚えてもらえないと思います。
「驚」地方大学からプロ野球の世界で活躍する選手
そしてあなたが一番気になるのが、地方からプロへ行っても活躍できるのかどうかだと思います。
結局関東出身の選手が活躍するのが当たり前じゃないの?と思われているのではないでしょか。
それは大きな間違いです!地方から今や日本の宝が沢山生まれています!地方大学だってやればこんなに凄い選手が生まれるのをこの選手達が証明してくれています。
「平成の怪物」柳田選手(ソフトバンクホークス)
広島六大学リーグ・広島経済大学出身

通算 | 試合 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
7年 | 710 | 754 | 114 | 400 | 118 | 0.314 | 0.42 | 0.525 | 0.946 |
首位打者:1回 (2015年)
最高出塁率:3回 (2015年 – 2017年)
MVP:1回 (2015年)ベストナイン:3回 (外野手部門:2014年、2015年、2017年)
ゴールデングラブ賞:3回 (外野手部門:2014年、2015年、2017年)
トリプルスリー1回(3割30本30盗塁 2015年)
大学時代について
大学時代には、通算打率は4割を超えており広島リーグでは敵なしの存在でした。これが地方大学の典型的な例です。
関東では通算打率が4割を超えることはまずありえません!地方大学だとこの数字を残して、やっとドラフトで指名されることを頭に入れておいてくださいね!
「イチロー越え」秋山選手(西武ライオンズ)
北東北大学野球連盟・八戸大学出身(現八戸学院大学)

通算 | 試合 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
7年 | 921 | 1031 | 72 | 369 | 85 | 0.296 | 0.368 | 0.437 | 0.805 |
最多安打:2回 (2015年、2017年)
首位打者:1回 (2017年)
ベストナイン:2回 (外野手部門:2015年、2017年)
ゴールデングラブ賞:4回 (外野手部門:2013年、2015年 – 2017年)
シーズン216安打(日本記録)
大学時代について
大学では、1年の春からレギュラーとして試合に出ていました。
ちなみに、4年時の春は4番に座り勝負強い打撃で打率.486、14打点を記録。優秀選手賞、首位打者、最多打点、ベストナインの4冠に輝きました。
この数字を見ても圧倒的な数字です。
やはり、4年でやっとレギュラーになるのではなく、1年からレギュラーとして活躍していないとプロへ行くのは難しいと感じますね!
「忍者」菊池選手(広島東洋カープ)
東海地区大学野球連盟・中京学院大学出身
通算 | 試合 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
6年 | 770 | 844 | 59 | 271 | 83 | 0.280 | 0.318 | 0.395 | 0.713 |
最多安打:1回(2016年)
ベストナイン:1回 (二塁手部門:2017年)
ゴールデングラブ賞:5回 (二塁手部門:2013年 – 2017年)
大学時代について
菊池選手も秋山選手同様に1年時の春からリーグ戦に出場していました。4年間でベストナインに5回選ばれるなど、リーグ屈指の遊撃手として活躍。
2年時に三冠王にも輝くなど打撃も面でも飛びぬけた才能を持ち合わせていました。
まとめ
野球小僧が地方大学をオススメする理由は以下の通りです。
・一般入学でも試合に出れる可能性が高くなる
・全国大会の予想がしやすい
・モチベーションの維持がしやすい
大学野球は予想以上にレベルは高いです。特に1部リーグは、無名のリーグでもそれなりの実力がないとレギュラーではなくメンバーに入るのも難しいでしょう。
関東のリーグは特に、高校時代プロの注目を集めた選手が多く進学するため、スタートラインは違います。
でも、俺は関東でやってやる!という選手はいいですが、悩んでいる選手は地方大学に目を向けてもいいのではないかと思います。
最近では地方大学から多くのプロ野球選手が輩出されています。
進学にはっきり言えば、答えはありません。一番は現地へ行き、この大学で野球をやりたいと思える環境を見てくることだと思います。
ただ、野球小僧から一つアドバイス。
野球だけ頑張るのもいいですが入学までの勉強や、大学に入学してからの勉強をぜひやってほしいと思います。
なぜなら野球を仕事にできる選手は一握りの選手だからです。野球を仕事に出来なければ、勉強して少しでも年収の高いやりがいのある会社に入らなければなりません。
そこで必要になってくるのが学力です。ここをおろそかにしたら選択する幅が狭まりやりたい仕事ができなくなります、
だからこそ、継続して学業も頑張ってほしのです。
なぜなら野球小僧がそこで失敗したから・・・。
でも勉強をするのってなかなか難しいのが現状ですよね。
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参考書をやっているけど内容が理解できない・・・。
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野球も大事ですが、勉強も継続してやることで将来の役に必ず立ちます。
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