毎年出てくるのが、「怪物」。
この選手に、金属で打たせたらダメだろうという選手がいます。最近では清宮幸太郎選手が有名です。
ただ、清宮は知っているけど他の選手はどのくらい打っているかわかりませんよね。
あの選手がこんなに!
逆にこの選手全然打ってないじゃん!
そんな驚きがあるのは間違いありません。また、その中でどれだけプロで活躍したのか調べました。
目次
「驚愕の本塁打数」歴代トップ10はこいつらだ!
1位 | 清宮 幸太郎 | 111本 |
2位 | 山本 大貴 | 107本 |
3位 | 黒瀬 健太 | 97本 |
4位 | 伊藤 諒介 | 94本 |
5位 | 中田 翔 | 87本 |
6位 | 大島 裕行 | 86本 |
7位 | 横川 駿 | 85本 |
8位 | 鈴木 健 | 83本 |
9位 | 中村 剛也 | 83本 |
10位 | 田原 伸吾 | 78本 |
1位 清宮 幸太郎(内野手) 111本
1999年生まれ185㎝105キロ。(早稲田実業→日ハム(2017年ドラフト1位))
・リトルリーグ世界選手権で優勝。アメリカでは「和製 ベーブ・ルース」と報道された。
・調布シニア時代にも全国優勝を経験。
・2015年 夏全国高等学校野球選手権大会に出場し本塁打を2本記録。
・2017年 春全国選抜高校野球選手権大会出場。
・2015WBSC U-18ワールドカップ 日本代表に選出。
・2017WBSC U-18ワールドカップ日本代表の主将に選出。
1年目から1軍で本塁打を打つなど、これからの活躍を期待できる選手です。
2位 山本 大貴(内野手) 107本
1994年生まれ180センチ92キロ。神港学園→JR西日本
・1年夏県大会ベスト4
・2年秋県大会ベスト4
社会人時代
・ほとんど活躍できなかった。
高卒でプロ野球に進まなかった理由としては、甲子園にも出ていなかったことでプロ注目選手から打つことに自信がなかったらしいです。
3位 黒瀬 健太(捕手) 97本
1997年生まれ181センチ90キロ。初芝橋本→ソフトバンク(2015年ドラフト5位)
・2年秋県大会ベスト4
プロ入り後
・2017年シーズンまでは目立った成績なし。
4位 伊藤 諒介(内野手) 94本
1992年生まれ174センチ80キロ。神港学園→法政大学→大阪ガス
・2010年春全国選抜高校野球選手権大会出場。
・2012年明治神宮大会出場(準優勝)
・2015年都市対抗野球大会(準優勝)
・2015年社会人野球日本選手権(ベスト4)
・2016年都市対抗野球大会
・2016年社会人野球日本選手権(ベスト4)
・2017年社会人野球日本選手権
5位 中田 翔(内野手)87本
1989年生まれ183センチ104キロ。大阪桐蔭→日ハム(2007年ドラフト1位)
・2005年夏全国高等学校野球選手権大会(ベスト4)
・2006年夏全国高等学校野球選手権大会
・2007年春全国選抜高校野球選手権大会出場(ベスト8)
・打点王 2回
・ベストナイン 4回
・ゴールデングラブ賞 2回
決して打率は高くありませんが、勝負強い打撃が持ち味の選手です。その結果が2度の打点王。
また、ホームランも量産していますが、本塁打王に輝くほどではありません。ただ周りの期待は高く、日本代表の4番を任されることもある、すばらしい選手ということは間違いありません。
6位 大島 裕行(外野手) 86本
1981年生まれ180センチ85キロ。埼玉栄→西武(1999年ドラフト3位)
・1998年夏全国高等学校野球選手権大会
・プロ通産23本塁打
プロの世界では目立った成績はありません。
7位 横川 駿(内野手)85本
1993年生まれ168㎝70キロ。神港学園→立命館大学→王子ホールディングス
・2010年選抜高等学校野球大会 2回戦敗退
・2015年大学野球選手権大会 出場
・2015年明治神宮野球大会 出場
8位 鈴木 健(内野手)83本
1970年生まれ187センチ95キロ。浦和学院→西武→ヤクルト(1987年ドラフト1位)
・1986年夏全国高等学校野球選手権大会(ベスト4)
・1987年夏全国高等学校野球選手権大会
・ベストナイン2回
・最高出塁率1回
・通算本塁打189本
・通算案打数1446本
プロではホームランより、2塁打など中距離バッターへ移行した選手です。プロの世界で活躍できる方法を見つけたのではないでしょうか。
これは現役の選手にいえることですが、現在の立ち居地をしっかり把握しないと、活躍できません。
過去の栄光をすがりホームラン打者になろうと鈴木選手がしていたら、この活躍はなかったと思います。
8位 中村 剛也(内野手)83本
1983年生まれ175センチ102キロ。大阪桐蔭→西武(2001年ドラフト2位)
・甲子園経験なし
・本塁打王 6回
・打点王 3回
・ベストナイン6回
現役で一番本塁打を打っているのが中村選手です。これこそホームランアーティストと言われる選手。
現在は山川選手の活躍があり、4番ではありませんが、今年も30本以上は確実ではないかと思います。
10位 田原 伸吾(外野手) 78本
1967年生まれ182センチ90キロ。(此花学院高校→明治大学→熊谷組→TDK)
目立った成績はなし。
プロから誘いがくるも、断り明治大学へ
・神宮球場で通算2本塁打
プロから誘いが来たが、断り社会人野球へ
・1年目スポニチ全国大会で優勝
・2年目2打席連続ホームランを含む活躍をして、優秀選手に選ばれる。
・熊谷組が休部になりTDKへ移籍
・TDKを11年ぶりに都市対抗全国大会へ導く
同世代にKKコンビ(清原、桑田)がいました。その当時清原の通算本塁打を超えていたので、かなり注目を浴びていていた選手です。
ただ本人は、PLの練習試合の少なさと相手の強さが違いすぎるので比較ができないと話していたそうです。
「おまけ」まじ?全然本塁打うってないやんけ!活躍するプロ野球選手
小笠原道大 0本
暁星国際高等学校→NTT関東→日本ハム(1996ドラフト3位)→読売巨人→中日
高校時代は県大会決勝まで行くも、目立った活躍はなし。その後社NTT関東へ行き、芽が出た選手です。
1992試合・2120安打・378本塁打・通算打率.310
実働19年で10回もの30本塁打超え。
2002年、2003年に首位打者を獲得。
2006年には本塁打王・打点王を獲得。
これだけの成績を高校通算本塁打0の男が納めています。これは夢がありますよね。
今本塁打が打てなくて悩んでいる選手、あなたは大学や社会人で伸びる素質を持っているのではないでしょうか。
まとめ
結果プロで活躍した選手は、中田翔選手、鈴木健選手と中村剛士選手の3名でした。
ただ、黒瀬選手は2015年のドラフトでプロ入りしているので、これから伸びる可能性があるのでなんともいえません。
そう考えると、9名中3名が活躍する結果になりました。山本選手や伊藤選手は、横川選手、田原選手に関してはプロにもなっていません。
なので高校通算本塁打=プロで活躍するではないことがわかりました。
ちなみに山本選手と伊藤選手は同じ神港学園出身です。この神港学園は球場が狭く、かなりホームランが出る球場です。なので、本塁打が多いといわれています。
ただ、狭くてもこれだけ打てるのは凄いけどね。
ホームランを打てる才能は凄いことです。しかし、打てば必ずプロ野球選手になれるわけではありません。また、プロの世界で活躍できるわけではありません。
特に高校野球は金属バット。
大学からは木製に変わります。この変化に対応できなければ、大学ですら活躍できません。
そこをしっかり考えておいてください。