中学野球

負けない中学軟式野球チームの指導方法(攻撃)

軟式野球って本当に得点が入らないですよね。

大量得点が入ることは非常に珍しいです。私も指導している中で、どうやって1得点を挙げるか頭を悩ませるぐらいでした。

硬式野球なら2点、3点差ならなんとかなりそうですが、軟式野球となると果てしない得点です。

皆さんも記憶に新しいと思いますが、第59回全国高等学校軟式野球選手権大会準決勝で東海代表の中京(岐阜)と西中国代表の崇徳(広島)の試合は延長50回で3対0のスコアでした。その3点も50回の表に得点が入っています。

ということは、49回も0が続いたのです。これをみれば軟式野球って本当に得点が入らないんだと、つくづく感じます。

そこで、今回は私なりに考えた軟式野球での負けないチーム作りを紹介したいと思います。

 

軟式野球は足を使え

軟式野球を経験した人はわかると思いますが、軟式野球のボールは思っている以上に打球が飛びません。

時に中学生で球場のスタンドへ入れるのは、非常に難しいです。

また外野の頭を超える打球も少ないので、必然的に前に守ります。前に守るということは、ヒットゾーンも狭くなります。

4番でどんなに遠くに飛ばしても、外野が下がればヒットで終わります。その後は足が使えなければ相手チームは恐くありません。

そのことを踏まえて、私は負けない中学軟式野球をする上で必要なものは足(走塁)だと考えつきました。

どんなにパワーがある選手より、走れる選手を私は重要と考えていました。

なぜなら、ランナーがいる場面を想定したら多くの作戦を考えることができるからです。

また、私が逆の立場で守っている時も走塁がうまいランナーが出ていたら非常に守りづらかったです。

 

私が実践した作戦

・バントは基本的にやらない

バントをやる目的としては、ランナーを次の塁へ進塁させることと、ダブルプレーをさけるために行うことが目的です。

ただ最近のデータではバントをして得点をとることと、ヒッティングをして得点をあげる確率はほとんど同じと出ています。

また、硬式野球ではダブルプレーを取られるシーンがよく見受けられるのですが、軟式野球でのダブルプレーをやられるシーンはさほどありません。この差というのは打球の速さとバウンドの高さが要因です。

そのことから私は、バントを積極的につかわないようにしていました。ただ、1死3塁などの場面でのスクイズは結構やったりしていました。

 

・セーフティーバントの活用

この練習は一番しました。まず左打者の場合はもちろんサードへのセーフティーバントを重点的に練習させ、右打者でも同じようにさせていました。

軟式野球で必要なことはアウトカウントを相手に与えないように進塁させることです。

私の形としては1死3塁・1死23塁、1死13塁などのパターンをどうにか作りたい考えでした。

なので、無死1塁でも犠牲バントをせずにどうにかアウトカウントを与えないようにランナーを進めるようにしていました。

もうひとつは、投手、セカンド、ファーストの間にセーフティーバントをする練習も多めにしていました。

この特徴としては、3選手とも迷いが生じてエラーをする確率が高くなるということです。

なぜなら、一番エラーをする確率が高くなるのが1塁をアウトにするときに1塁に入る選手が動きながらプレーするときです。

イメージとしては、1塁ゴロで投手が1塁にベースカバーに入る場合や犠牲バント処理のセカンドが1塁に入る場合などです。ただこの2つでも予想ができているプレーなのでそこまで期待はできません。

しかし、不意をつかれたセーフティーバントがきた場合を考えてみてください。誰がベースカバーに入り、誰がボールを捕りにいくのか予想が非常にしにくいプレーです。

このことから私はセーフティーバントを多めに使用していました。

 

・バスター・バスターエンドランの活用

1で書かせてもらいましたが、バントは基本しません。

そこで、バスターやバスターエンドランを使用して、相手の守備の予測を壊していました。

軟式野球での鉄板は無死1塁はバントです。そこを逆手にとり、選手の演技も非常に大事ですが、バントをするように見せかけてヒッティングをさせていました。

これはもちろんランナーがいる場面でのことです。特に序盤から仕掛けることができればどんどん仕掛けるようにしていました。いろんな作戦を実行すればするほど、相手チームは混乱してきます。

そうすれば、たとえ序盤に得点がとれていなくても後半に得点しやすくなります。

例えば無死1塁での盗塁からのバスターは非常に有効だと思います。

ただここもバントをすると相手に思わせる演技力も非常に必要になってきます。

 

・盗塁、走塁を極める

足が速い選手がいれば本当に助かります。9人中9人俊足がそろっていれば言うことないですが、現実ではそんなことはめったにありません。

ただ、足が速いのと盗塁が成功する、走塁がうまいは比例しません。

足が速くても盗塁や走塁が下手な選手はめちゃくちゃいます。なので足が遅いから塁にでたら何もできませんは違います。

私がチームで行っていたことは、考えた盗塁と走塁です。

例えば盗塁では、ただ単に盗塁するのではやはり足が速い選手が有利なのは間違いないのです。

そこで、考えたのが投手の配球キャッチャーの位置を読むことです。

ストレートを変化球ではキャッチャーまでのタイムが違うのはわかると思います。また、低めに投げたいカウントの場合はワンバンする可能性もありますし、左バッターのインコースにキャッチャーが構えた場合、セカンドへ送球するときに打者が邪魔で投げにくいなど、考えて盗塁をすればいくらでも足が速くなくてもスタートを切れる場面はあります。

よく選手に、「走れると思ったら行きなさい。そのかわりセーフになろうがアウトになろうが、なぜサインでもないのに走ったのか理由を聞くからな」と言っていました。

上記のように考えて盗塁していれば、アウトになろうと褒めるにしていました。

野球というスポーツは確率のスポーツです。100%はありませんが、それに近づけるように行動したことに関しては問題ないと考えていました。

次に走塁です。

これは結構おろそかになる部分でもありますが、非常に大事です。

まずはベースランニングです。2塁打や3塁打、ホームランなど練習をすれば必ず速くなります。またベースをうまく使えば加速にもなります。

またセカンドから、ホームへ帰る走塁や、3塁から内野ゴロでホームに帰る走塁は非常に大事になってきます。

そこで必ストップウオッチを使用してください。タイムを計測することにより、緊張感が出てきます。

次に、ランナーにでてからの走塁です。

方針としてはとにかく牽制をもらうことです。

投手からの牽制もそうですが、捕手からの牽制ももらう努力をすることです。

わたしの考えでは、相手に余計なプレーやをひとつでもさせることでミスをおこさせることが目的です。

私が大学時代に社会人チームと試合をしたときに、1死1塁で牽制にかかりなんとか帰塁する場面が何度もあったのにも関わらず、何も動きがないケースがありました。

そのときはランナーが気になり制球を乱しました。あとから聞いてみると、「牽制にかかる振りをして帰塁するサインがある」と言われてました。

これこそが、相手に余計なプレーや考えをさせてミスを誘発させるということと私は思いました。

そこからとにかく、考えて相手に余計なプレーや余計な考えをさせることを指導していました。

まとめ

軟式野球はやはり得点機会が非常に少ないです。

だからこそしっかり考えプレーすることが大事になってきます。

ただ打つだけが野球ではなく、足を生かした野球が軟式では必要だということが、長年の経験でわかることができました。

上記のことが実践でき、選手間でも理解することができていれば負けることは少なくなると思います!

 

ただ、塁にでないとどうにもなりませんが。

今回は野球を指導する人もそうですが、お子様に野球を教える人、選手本人も上記のような意識で取り組んで頂ければすばらしい選手になると私は思います。

私の仲間や指導した選手ではじめからここまで考えて野球をする選手はいませんでした。

ここまでのプレーが中学生でできたら必ず目立つことができます!

野球は頭を使うスポーツです!

 

 

 

 

 

 

 

KEN☆兼業パパ野球ブロガー
フォローするかはあなた次第。 家族が宝。家族のためなら何でもできるKENです。 大学までガチ硬式野球部(全国ベスト16) 小学3年間、中学3年間、高校3年間、大学4年間、指導者3年間計16年間野球に携わってきました。 その経験をすべてお伝えします。
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